HALAL(ハラール)の管理者講習受けました

最近よく聞くHALAL(ハラール)…
ISO22000、HACCEPに関しては詳しいのですが…
輸出もインバウンドも増えていくであろう将来、加工食品に関しては
ハラールもビジネスとして避けて通れなくなると思います。
人口が縮小しつつある国内に比べ、人口が増加し経済発展も著しい
東南アジアなどイスラム圏への輸出が注目される中
今後ISO認証並びにハラール認証の取得が必須になってくると思われます。
どんなにクオリティの高い加工食品であっても、マークの有無だけで
輸出ができない、購買されないといった事も起こりそうです。
ISO22000の認証取得のお仕事をしていたときに、安心安全というのは
お客様の為でもあり、万が一の事態には作り手を守る仕組みでもあるのだと思いました。
ハラールも同じく、加工されたものを安心して食べる為の保険と同じ。

「ハラール管理者」というのは
海外の食品工場ではハラール認証を取得するためには基本的にムスリム(イスラム教徒)の雇用が条件ですが、
日本国内ではムスリムを簡単に雇用できる環境はまだ整っておらず、言葉の壁やビザ取得等のハードルが高く
就労は容易いことではないので、その為に「ハラールの管理者講習を受けた人員を最低1名雇用する」
とすることでハラール認証を取得することが可能です。
業務は主にハラールの認証団体へ管理報告をする責任者であり、内部監査員であり、
委員会のチームリーダーとして活動する役割を担います。
ISO22000認証やHACCEP管理の責任者としての仕事に近いと思います。

今サウジアラビアの国王も来訪される中、ハラールとは何ぞや…と
興味を持たれる人も多くなったと思います。
実際、ホテル業界では「ムスリム接遇主任講習」受ける人が多くなってきました。
イスラム教って豚食べないの?
お祈りってどうしてるの?
飲食をどう対応したらいいの?

意外とシンプルなことでしたが、とても勉強になりました。