熊本の「まる隆ミニトマト」坂上農園様

坂上農園の坂上様(写真左)とハウスにて

熊本県玉名市でミニトマトを生産している坂上様のハウスに伺いました。
通年でミニトマトが出荷できるように、夏の暑い時期は阿蘇の寒冷地でも生産されています。
インバウンドが順調な関西の市場では、甘くて簡単に食べられるミニトマトの需要が
伸びています。
その中でも坂上様の「カラフルミニトマト」は色鮮やかで彩りがよいと
レストランなどで重宝されてます。
グローバルGAPも取得されており、安心、安全を第三者的な評価によって管理するという
先進的な考えを持った若手の農業者です。

また産学連携の将来的な取り組みや農業経営の勉強会にも熱心に参加するなど
農業にかける姿勢には脱帽です。

収穫直後で青いミニトマトが多かったのですが、
ハウスの中ではミツバチが一生懸命受粉していました。
夏のハウス内は40度を超えることも多く、巣箱が少しでも快適な温度になるよう
人の手で冷やすことでミツバチの働く環境にも気を配っています。

玉名の坂上農園ハウスの周りは平坦で広大な農地が広がっていますが、ここでも高齢化によって
農業を辞める人が増えているそうです。
そんな中、坂上さんはどんどん規模を拡大して行くということです。
「他の作物は作らないのですか?」と聞くと「ミニトマト以外はやらない」とのこと
ミニトマトにかける情熱はハンパではないのです。

野菜と魚の共存

大分県内にある「アクアポニックス」の工場を見学しました。
現在進行形で、今春を目途に工事が進められています。
Organic工場として、水耕栽培の野菜と魚の養殖を融合させた有機循環型エコシステム。
単純に言うと、魚からの排出物からアンモニアが生成、それがバクテリアによって亜硝酸塩へ、さらに硝酸塩へ変換
植物の栄養となり吸収され、水は循環されて魚の水槽へ…
養殖の魚もOrganic

化学肥料、農薬、除草剤、殺虫剤を使わずにできる安心安全な野菜を省スペースで作れるという
都市型農場です。

これからの人口増加に伴う食糧不足が危惧される将来の、次世代農業と水産のかたちとして
こういうのもありかな…?
と自宅ベランダの水槽の水を花鉢に撒いていたのを思い出し
ことごとく枯れさせてしまった原因がわかりました(反省)

国東半島の「こめろに」

九州の最東端 大分県の国東市、大分空港から海沿いの道を国東市へ向かい走る。
世界農業遺産に認定された豊かな農地が広がる歴史の古い土地である国東半島。
開運スポットの「開運ロードとみくじ」にまで来て、「願い橋叶い橋」を願をかけることも忘れ
通り過ぎてしまった。(後から思いがけないラッキーなことがあったけど)

お米農家の「農未来」の村田さんにお会いする。
案内された加工食品工場への道すがらのどかな風景を見ていると、農作業の真っ最中
耕されている田んぼには、灰色がかった首の長い鳥サギが沢山、おじさんの耕運機の後ろをついて
そ知らぬ顔で土の中の虫をついばんでいる。「米もうまけりゃ虫もうまい」
当たり前のことを思い知らされる。

陸前高田市で農業をされていた村田さんは3.11の震災で全てを失い、国東へほとんど何も持たず移住してきたと話す。
ここまでくるのに相当苦労したであろうに、それでも村田さんは屈託のない笑顔で
国東に移住してきた当時の事を話してくれた。
過疎化が進んでいるこの地域をもっと活性化させるため、土地や住処を提供してくれた国東の為にいつも何か考えている。

彼らのために私たちに何ができるか?
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全てお米でできている商品
写真上左から「玄米めん」お米のマカロニ「玄米こめろに」「胚芽こめろに」
写真下左からお米のシリアル「玄米シリアル」「胚芽シリアル」