野菜と魚の共存

大分県内にある「アクアポニックス」の工場を見学しました。
現在進行形で、今春を目途に工事が進められています。
Organic工場として、水耕栽培の野菜と魚の養殖を融合させた有機循環型エコシステム。
単純に言うと、魚からの排出物からアンモニアが生成、それがバクテリアによって亜硝酸塩へ、さらに硝酸塩へ変換
植物の栄養となり吸収され、水は循環されて魚の水槽へ…
養殖の魚もOrganic

化学肥料、農薬、除草剤、殺虫剤を使わずにできる安心安全な野菜を省スペースで作れるという
都市型農場です。

これからの人口増加に伴う食糧不足が危惧される将来の、次世代農業と水産のかたちとして
こういうのもありかな…?
と自宅ベランダの水槽の水を花鉢に撒いていたのを思い出し
ことごとく枯れさせてしまった原因がわかりました(反省)

国東半島の「こめろに」

九州の最東端 大分県の国東市、大分空港から海沿いの道を国東市へ向かい走る。
世界農業遺産に認定された豊かな農地が広がる歴史の古い土地である国東半島。
開運スポットの「開運ロードとみくじ」にまで来て、「願い橋叶い橋」を願をかけることも忘れ
通り過ぎてしまった。(後から思いがけないラッキーなことがあったけど)

お米農家の「農未来」の村田さんにお会いする。
案内された加工食品工場への道すがらのどかな風景を見ていると、農作業の真っ最中
耕されている田んぼには、灰色がかった首の長い鳥サギが沢山、おじさんの耕運機の後ろをついて
そ知らぬ顔で土の中の虫をついばんでいる。「米もうまけりゃ虫もうまい」
当たり前のことを思い知らされる。

陸前高田市で農業をされていた村田さんは3.11の震災で全てを失い、国東へほとんど何も持たず移住してきたと話す。
ここまでくるのに相当苦労したであろうに、それでも村田さんは屈託のない笑顔で
国東に移住してきた当時の事を話してくれた。
過疎化が進んでいるこの地域をもっと活性化させるため、土地や住処を提供してくれた国東の為にいつも何か考えている。

彼らのために私たちに何ができるか?
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全てお米でできている商品
写真上左から「玄米めん」お米のマカロニ「玄米こめろに」「胚芽こめろに」
写真下左からお米のシリアル「玄米シリアル」「胚芽シリアル」

『青年農業士研修会』での講演@熊本県玉名市

11月29日、熊本県玉名市で開催された28年度青年農業士の定例会に講師として登壇させていただきました。

テーマは【これから求められる農産物及び今後の農業の展望】

「新しい農産物はどうやって広まっていくか」のモデリングや

「参加者と同年代の若い農業者達の取組み」

「シンガポールやマレーシアを例に東南アジアで販売されている日本の農産物の現状」

「販路選定をする際に選ぶポイント」など

2時間弱という短い時間でしたが

実際のケースを元に目一杯の時間を使ってお伝えをしてきました。

 

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玉名はミニトマト生産量日本一を誇る地域ですが、元々いちご、メロンの一大産地でした。

今回講師として呼んで頂くきっかけになった現会長の坂上さんは、現状に甘んずることなく

地域の農業をどうするのかをもっと皆真剣に考える機会を持ってほしいということで

微力ながら参加者の方々に一つでもお役に立てれば光栄です。

 

株式会社むぎわらぼうし様

むぎわらぼうしさん2

長野県松本市波田地区は標高700~800ⅿの高地で

主にすいか、白ねぎを生産しているむぎわらぼうし様です。

すいかは一番栄養を蓄積した朝収穫のみ出荷。

その為に深夜から収穫開始という事もあるそうです。

 

長野のレタス農家 降幡さん

レタス農家さん2

長野県安曇野市でレタスを生産されている降幡さん

昨年からレタスの生産を開始しましたが

ラップ包装機も導入し、小売り向け出荷も可能になりました。

若くてまじめな降幡さんのレタス。6月下旬にはお目にかかれます。

 

 

希少になった麦わら帽子 

先日、デパートの催事にて本物の『麦わら帽子』を購入しました。帽子は好きなのですが、今まで『麦わら帽子』だと思って購入していた帽子は、実は指定外繊維(紙)でした。本物の麦稈でできた麦わら帽子は、現在では原料が希少で本当に高価なのです。麦わら帽子が1万円以上!中には4万円以上の麦わら帽子もあってびっくりしたのですが、本物の麦稈の美しさと光沢感に魅せられ写真の帽子を購入!かぶった時ナチュラルに伸縮して違和感なく頭にフィットする感じはお値段以上!麦の穂はいわゆるストローですから空気層が多く、日光の熱や紫外線を遮断し換気しやすく、日本の夏に一番適しており農作業にも理にかなっている帽子です。丁寧に保管すると10年以上もつとのことです。

希少な本物の麦わら帽子を製造販売されていて、丁寧に説明してくださった岡山の㈱石田製帽様ありがとうございました。

買って早々、帽子のかぶり心地の良さに娘が気に入ってしまい、私の帽子は取られてしまいました…(涙)

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